学会誌 説話・伝承学

説話・伝承学総目次

付:重量・厚み    各号寸法:縦210mm 横148㎜

☆説話・伝承学 第1号 発行:1993年3月31日 重さ:134g 厚さ:5mm
山稜点定をめぐる闘争―『今昔物語集』巻二十四第十三語における伝承と解釈―:谷口孝介
中世神峰山信仰の思想―『神峰山寺秘密縁起』の分析から―:橋本章彦
福島県大滝根山西麓の田村麻呂伝承―近世と現代のテキストに見る敗者たち―:根岸英之
本解『沈清クッ』考―説経「松浦長者」とかかわって―:金賛會
ロ・クント・デ・リ・クンティ考:鳥居正雄

☆説話・伝承学 第2号 発行:1994年3月31日 重さ:118g 厚さ:5mm
西行と芋盗み:花部英雄
理念としての皇都―「大壮」をめぐって―:神尾登喜子
『日本霊異紀』の唱導的性格とその編纂:中村史
喉につかえたリンゴ:奥西峻介
千一夜のハールーン・アッラシード―三つの林檎の物語等をめぐって―:康君子

☆説話・伝承学 第3号 発行:1995年4月25日 重さ:146g 厚さ:7mm
指すの神子と推条口占説話―伝承文化論への視座―:谷口廣之
管江真澄と民間説話―『雪の出羽路』平鹿郡を中心に―:小堀光夫
沖縄・伊平屋島のアカカナジャー―南島の妖怪譚をめぐって―:原田信之
踏橋(タリパルキ)―朝鮮の王権と橋の芸能―:邊恩田
中世ビスカヤ領主アロ一族家系伝説と十三世紀ポルトガルの王位継承権問題:林田雅至

☆説話・伝承学 第4号 発行:1996年4月25日 重さ:151g 厚さ:8mm
鴻臚館の「光君」:谷口孝介
聞くこと・語ること―伝承者の昔話受容とその心意に関する試論―:氏家千恵
江蘇靖江の語り物「大聖宝巻」と「三茅宝巻」:鈴木健之
ドイツ語圏のツヴェルク伝承―異人的性格と媒介者としての役割―:宇川絵里
アイスランドの魔術書Galdrabókと宗教改革:木戸敦子
インド古典戯曲『チャールダッタ』と『土の小車』の書承関係:増田良介

☆説話・伝承学 第5号 発行:1997年4月25日 重さ:181g 厚さ:9mm
〔説話・伝承学の可能性〕
説話・伝承の生成―変容の場としての唱導および直談:阿部泰郎
「胆試し」譚における怖さの変容:常光徹
比較神話学とサブ・カルチャー:中村忠男
マルチメディア時代の説話・伝承学:林田雅至

南都慈恩会における夢見の儀―伝承と形成―:松尾恒一
『梅津長者物語』と檀林皇后伝説:真下美弥子
〈賽の河原〉の伝承―『富士の人穴草子』と『賽の河原地蔵和讃』を中心に―:渡浩一
静御前の伝説―関東を中心に―:内藤浩誉
ツトゥヒル・マヤの伝承と宇宙観:桜井三枝子
スペインにおける聖母マリア像発見譚:三原幸久

☆説話・伝承学 第6号 発行:1998年4月25日 重さ:237g 厚さ:11mm
〔説話における口承と書承〕
ギリシア文学における口承文芸の利用―キュクロプス譚の場合―:中務哲郎
イタリア・ノヴェッラおける口承と書承:米山喜晟
禅智内供の鼻:山本節

来訪神ヘイルダッルと王権の成立:水野知昭
『カターサリットサーガラ』に記述される前生の記憶:平越真澄
幸若舞曲と戦国軍記:服部幸造
燈台鬼―連歌師と野馬台詩伝承―:小林幸夫
資料紹介 説教源氏節をめぐって―愛知県下に現存する正本・床本について:斎藤寿始子
生まれ清まりの民間説話―棄老譚の宗教民俗―:吉川祐子
乃木さんのひとり歩き―浪花節にえがかれた日露戦争の庶民感情―:真鍋昌賢

物を語る―道具と説話をめぐって―:神野善治

☆説話・伝承学 第7号 発行:1999年4月25日 重さ:221g 厚さ:11mm
〔聖者と説話伝承〕
ゴータマ・ブッダの誕生―仏伝の変容をめぐって―:出雲路修
弘法大師と先祖信仰―特に宝号と遊行信仰について―:日野西眞定
来訪する神の伝承と民俗―日仏比較民俗学の可能性をめぐって―:樋口淳

『小男の草子』と五条天神の信仰:真下美弥子
『庭訓私記』の注釈説話:小助川元太
花のもとにて春死なん―西行和歌の本文と伝承―:西澤美仁
日中「鼠の嫁入り」の比較研究:立石展大
昔話「腰折れ雀」とパンソリ「興甫歌」―〈大工の家建て〉をめぐって―:邊恩田
庚申会とウパヴァーサ:長尾佳代子

あの世の証拠品―近世説話のなかの片袖幽霊譚―:堤邦彦
ペルシャ叙事詩にみる女性像―伝承の美女シーリーン―:岡田恵美子

☆説話・伝承学 第8号 発行:2000年4月25日 重さ:273g 厚さ:12mm
〔偽書と聖典〕
儀礼空間のなかの書物―中世神話と偽書―:小川豊生
孔子の予言書―緯書の偽作と孔子説話―:武田時昌
旧約聖書正典および同典外書の成立―クムラン文書を手がかりに―:高橋正男

『異本義経記』の鈴木善阿弥:山本淳
『入唐求法巡礼行記』の編纂原理―宗教民俗的記事を手がかりにして―:橋本章彦
琉球王朝始祖伝説―第二尚氏尚円王を中心に―:原田信之
書肆と説話―柳枝軒・茨木多左衛門の出版活動から―:本間純一
『日本霊異記』下巻第三十一縁の考察:河野貴美子
「数珠繰り」の習俗と江戸戯作―京伝・南北の趣向をめぐって―:北城伸子
古文書が説話に出会う時―説話性の種子と萌芽―:橋本初子

ロシアの邪視―呪文における邪視を放つものの姿をめぐって―:片岡浩史
メルヒェンから「お伽噺」へ―巌谷小波の『十二月の苺』をめぐって―:前田陽子
『ラーマーヤナ』と戯曲『プラティマーナータカ』:増田良介
サン・アンドレス・デ・デイシド巡礼と伝承―『ダマ・ヘルダ』の一考察―:寺尾江利子

スペインの世間話にみる「死の前兆」:三原幸久
女媧原始:森雅子

研究発表要旨
「縛」と「法楽」―仁和寺性信の説話にみる神への対処法―:小田悦子
龍と花の伝承:磯部宏子
かぐや姫はなぜ泣くのか:氏家千恵

☆説話・伝承学 第9号 発行:2001年3月31日 重さ:244g 厚さ:12mm
〔説話・伝承における冥界〕
東アジアの「地獄絵」小攷―中国・朝鮮半島に見る“地獄”の文学と絵画―:林雅彦
『マハーバストゥ』の説く地獄:平岡聡
中央アンデスの冥界:加藤隆浩

想像力の力―平安朝文学の想像力をめぐって―:高橋文二
本地物語としての『三嶋大明神縁起』―その成立と機能―:阿部美香
江戸中期から明治初期の子ども絵本の系譜―かちかち山話を中心にして―:加藤康子
子ども間の伝承―鏡の俗信を中心に―:吉川祐子
昔話の中の娘たち―フランスのことわざを手がかりに―:桜井由美子
ドイツ民間伝承におけるTeufel(悪魔)の多様性:高堂桜
ラーマ信仰の聖地チットラクート:長崎広子

髪と髭と毛―ペルシアの民俗を中心に―:奥西峻介

研究発表要旨
ハヤアキツヒコ・ハヤアキツヒメ考―『エヌマ・エリシュ』との比較を通して―:山形浩美
『書紀』の「時人」伝承について:今井昌子
『日本霊異記』上巻十六考:関根綾子
テキストの〈内〉と〈外〉―螢巻「物語論」における自己言及のパラドクス―:深澤徹
『古今著聞集』巻第六「管弦歌舞」と音楽史:亀井祥子
「浦島」の時間:前田禮子
我が国の水葬の伝承と実態―その存在の有無と共に―:菊池武
スコットランド、オークニー諸島の民話に見られるフィンについて:木戸敦子

☆説話・伝承学 第10号 発行:2002年3月15日 重さ:295g 厚さ:15mm
[特集:説話・伝承における豊穣の女神]
金太郎の母と女神―女神論へ向けて―:川村邦光
フランスの作神様、子安様:長野晃子
月、湖、織女神―マヤの女神をめぐる伝承と儀礼―:桜井三枝子

『平治物語』における青墓説話群の視界―鷲巣源光をめぐって―:二本松泰子
『壒嚢鈔』の后宮婦人論―「子推恨」考―:小助川元太
『芭蕉翁行脚怪談袋』と近世の説話:伊藤龍平
「師門物語」と本解「城主クッ」:金賛會
伝承曼荼羅の見取り図―観音を巡って―:百田弥栄子
『カターサリットサーガラ』に見られる「サティー」:平越真澄
クリシュナ伝説とベンガルヴィシュヌ教団の狭間:頓宮勝
W.B.イエイツ『鷹の井戸』と能―井戸と女のフォークロア―:小田和弘
聖なる水の聖マリーニャ―ガリシアの殉教処女―:寺尾江利子

中世小歌の伝承―「十七、八はふたたび候か…」の場合―:真鍋昌弘
疫病と信仰:大島建彦
祭火アグニについて―古代インド・ヴェーダ祭式思考ノート―:井狩彌介

研究発表要旨
『鬼の子孫』と八瀬童子:山嵜泰正
『太平記』収録の渡辺綱鬼退治説話の背景:澤田文夫
グリム・メルヒェンの手本―「ねずの木の話」(KHM47)をめぐって―:横内詩乃
昔話と都市伝説―伝承基盤の変容―:川森博司

☆説話・伝承学 第11号 発行:2003年3月15日 重さ:249g 厚さ:12mm
[特集:神の藝能]
沖縄宮古・八重山の祭祀と芸能:真下厚
法体の芸能者と朝鮮の唱導:野村伸一

古代物語と成人儀礼:廣田收
染殿后治病譚の変容―平安前期における治病儀法を中心に―:酒向伸行
昔話における夢の特性:井伊美紀子
民話・法螺貝の修行―呪宝の由来・製法譚として:齊藤純
沖縄の女性祭司と神名伝承:高梨一美
ラーマ物語と聖地アヨーディヤー:長崎広子
異界からの来訪者―伝承の中のティル・オイレンシュピーゲル―:木下康光
泉の中の三つの首―昔話の背景としての民間信仰―:岩瀬ひさみ
ウィチョール族の洪水神話―神話に描かれた部族の起源と歴史―:山森靖人

古事記神話の構想―出雲世界はなぜ描かれるのか―:三浦佑之
中国の太子走国説話について:金文京

☆説話・伝承学 第12号 発行:2004年3月15日 重さ:270g 厚さ:12mm
[特集:怪異をめぐる説話・伝承]
王権と怪異 そして妖物:西山克
祟りと摂食行為:常光徹
コメント:怪異を語る伝統:小南一郎
コメント:韓国の怪異をめぐる説話・伝承:依田千百子

真言僧における夢の機能について―潅頂の場を中心に―:佐藤愛弓
近世における当道祖神伝承の変容―人康親王をめぐって―:中山みゆき
都市の文学と諸国の情報―『怪談梅草紙』をてがかりとして―:義田考裕
丹波・丹後地域に伝播する七仏薬師縁起の関連性について:村上公太
遺骨崇拝のゆくえ―真宗門徒の骨掛け習俗をめぐって―:本林靖久
奥能登の大戸の習俗―アマメハギ・アエノコトの事例を中心に―:横畑真裕美
古代インドのものがたり儀式―ヴェーダ祭式における「ものがたり」の形態と意味―:手嶋英貴
二〇世紀ロシアフォークロアの中の日本人像―日本軍、日本兵像を中心に―:伊賀上菜穂
現代ロシアにおける呪術の媒体とその機能―活字化された呪術書をめぐる今日的状況―:藤原潤子
神話、演劇、農民運動―アンデス高地におけるインカリをめぐって―:八木百合子

☆説話・伝承学 第13号 発行:2005年3月15日 重さ:238g 厚さ:11mm
[特集] 嘘―その可能性と説話・伝承
「嘘―その可能性と説話・伝承」について:齊藤純
嘘と時間の更新―嘘のフォークロア:飯島吉晴
嘯から嘘へ―〈うそ〉の中世的変容をめぐって―:永池健二
ヨーロッパの嘘話:剣持弘子

『日本霊異記』中巻十縁をめぐって―前田家本『冥報記』下巻八話との状況設定の比較―:徐志紅
近世における尊恵将来経伝承の展開と『冥途蘇生記』:久下正史
月感『分略四恩論』と神谷大周『説教換骨集』:菊池政和
小豆島の「オシメ巫女」:濱中知子
沖縄県佐敷町における第一尚氏伝説―琉球王朝始祖伝説をめぐって―:原田信之
「猿蟹合戦」とモクズガニ―猿と蟹はなぜ争うのか―:斧原孝守

御伽草子と京洛の福神信仰:真下美弥子
中国の福の神―新年に訪れるもの―:松家裕子

☆説話・伝承学 第14号 発行:2006年3月15日 重さ:404g 厚さ:19mm
アーサー王伝説「石から抜かれた剣」―ケルト神話が結ぶインド=ヨーロッパの観念―:鶴岡真弓
東アジア世界の説話 古代:古橋信孝
ボリビアの昔話伝承:三原幸久
広河原の松上げと愛宕信仰―愛宕山の地蔵尊と龍神に纏わる説話・伝承を中心にして:大森恵子

伝承世界のカツラ―水の象徴としての樹木―:下川新
『建久御巡礼記』と浄土三曼荼羅説話:大橋直義
伝説を生み出す力―青森県・三厩地域における義経・静御前の伝承:内藤浩誉
城をめぐる説話伝承の形成―姫路城を中心として―:南郷晃子
ハーンはなぜ“weird tales”を再話したのか―物語の言葉の力を手がかりにして―:光畑隆行
アイヌとケルトの異類婚姻譚―カムイと人の婚姻と妖精と人の婚姻―:高島葉子
〈鍾馗〉信仰の変遷―日中比較の視点から―:劉穎
祖先の来訪とその社会的意義―メキシコ・ワステカ地方の死者の日にまつわる伝承と民俗舞踊の分析を通じて―:河邉真次

人と動物の婚姻譚―王権神話から異類婚姻譚まで―:荻原眞子
流転するラーマーヤナ―叙事詩と説話と芸能―:鈴木正祟
「四ツ目の犬」再考:奧西峻介

☆説話・伝承学 第15号 発行:2007年3月15日 重さ:205g 厚さ:10mm
カルシュ―ルーマニアの初夏の円舞:アンジェラ・ホンドル

中世公家社会における鷹術伝承の成立―立命館大学西園寺文庫蔵『西園寺家鷹口傳』所載の鷹説話群の検討から―:二本松泰子
室町の道成寺説話―物語草子と法華経直談―:恋田知子
説教節『さんせう太夫』の説話的特性:木下康光
『蛇婿入り』の結末における財産相続の要素―ヨーロッパ異類婿譚との比較の観点から―:エリッツァ・マリノヴァ
鯉伝承と鯉塚:ボレー・カロリン
中国西南少数民族の食屍伝承―東アジアの族内食人俗との関連―:斧原孝守
アンデス世界におけるハルハリア―近親と同居の危険性―:加藤隆浩

☆説話・伝承学 第16号 発行:2008年3月15日 重さ:319g 厚さ:13mm
伝承のプロデュース:柳田洋一郎
山の神の説話伝承―その成立と背景―:永松敦

聖人としての孔子:小南一郎
創造される聖者伝説―地方の中の親鸞と月感―:菊池政和
西欧の聖人崇拝のあり方と疫病の守護聖人セバスティアヌス:石坂尚武

天に通う人々―播磨国風土記・八十橋説話の生成―:飯泉健司
哭きいさちる須佐之男命―哭くことの儀礼的な一面―:カルメン・タマシ
五条橋をとりまく空間認識と文芸―清水の向こうに見えるもの―:雨野弥生
『簠簋抄』と『晴明傳記』―信太妻伝説の地方的展開―:松石江梨香
秩父三十四所巡礼開創縁起の形成:久下正史
「呪われた娘」の結婚―ロシア農村伝承に見る異界と共同体―:伊賀上菜穂

☆説話・伝承学 第17号 発行:2009年3月15日 重さ:281g 厚さ:12mm
隔夜参詣の伝承と実践:根井浄
〈伝承的想像力〉と創作 鏡花世界―『春昼』『春昼後刻』論―:美濃部重克
メリュジーヌ伝承の東西:篠田知和基

記述される巡礼―西国・熊野の諸相から―:恋田知子
縁起と巡礼―頼朝転生譚と六部たち―:小嶋博巳

歌枕を巡る実方―出羽国大沼に残る伝承を例として―:鬼頭尚義
『沙石集』の笑い:加美甲多
絵解き文化からみる大津絵について―その成り立ちをめぐって―:鈴木堅弘
説話・伝承から見る祇園祭―龍神と観音を中心にして―:大森恵子
白雪姫の肺と肝臓―継子の生き胆モチーフの視点から―:岩瀬ひさみ
アメリカに渡ったジャック話:美濃部京子

『千一夜物語』の羽衣説話:康君子

☆説話・伝承学 第18号 発行:2010年3月15日 重さ:332g 厚さ:13mm
「七支刀」と布留神剣伝承:藤井稔
考古学から見た三輪山信仰:菅谷文則
中国の三輪山神話―蛇婿入譚と交叉して―:百田弥栄子

ムスリムの『参詣の書』より―エジプトの参詣案内記―:大稔哲也

近江のオコナイ―滋賀県伊香郡余呉町内の立て餅と牛玉宝印―:中島誠一
羽衣伝説の背景をめぐって:井本英一

『今昔物語集』巻二十第四話考―天狗と天皇に関して―:久留島元
光世と彫刻当麻曼荼羅―近世前期における当麻曼荼羅享受の一形態―:日沖敦子
鷹飼「せいらい」の展開と享受―諏訪流の鷹術伝承をめぐって―:二本松泰子
戦国末期の伝承・和歌・御伽衆:安原眞琴
チベット族の昔話と「桃太郎」の源流―黍団子と三匹のお伴をめぐって―:斧原孝守
感情を越えて―ルーマニアの儀礼における泣くこと―:タマシ・カルメン

インドネシア・ジャワ島の影絵芝居と人形劇における物語―ラーマーヤナを事例として―:福岡まどか
ハイブリッド文学としての『千一夜物語』:康君子
メディアの重層性、媒介されるテクスト―九月例会のコメントとして―:真鍋昌賢

☆説話・伝承学 第19号 発行:2011年3月15日 重さ:316g 厚さ:13mm
「英雄は幼な子」―英雄叙事詩における神話について―:荻原眞子

日月の争いと星々の神話:山田仁史
伊勢と太陽信仰:榎村寛之
太陽神をめぐるギリシア神話:中務哲郎

説話と地誌の間―『考訂今昔物語』と『山城名勝志』の例から―:雨野弥生
伝承と絵画に見る疫病神―近世以降における疱瘡と麻疹の表象―:荻野夏木
〈話型〉の認識と説話の分類―「燈台鬼」説話と都市伝説「だるま男」の比較から―:飯倉義之
内モンゴル・ホルチン地方の成巫過程―守護霊の憑依、「口を開く」について―:サランゴワ
聖者トゥルシーダース伝の変容:長崎広子
中世イタリアの地獄めぐり物語における橋のイメージ:ガルヴァーニョ・ラウラ
グリーンマンと中世の森:溝井裕一

研究ノート
シベリアにわたったロシアの婚礼歌―孤児の泣き歌を中心に―:山口涼子

☆説話・伝承学 第20号 発行:2012年3月15日 重さ:249g 厚さ:10mm
シャンソンの歌詞の変容と伝承―シャンソンAuprēs de ma blondeを巡って―:三木原浩
播磨地方の祭りと芸能―播磨国総社の三ツ山大祭―:小栗栖健治

中国の龍と龍宮:小南一郎
インド・仏教文化の龍・龍宮:松村恒
アラブ地域の海の話―『千一夜物語』の蓬莱―:康君子
アジアの龍宮伝承―シンポジウムの司会を務めて後に―:森正人

放鷹文化の精神風土―交野・為奈野をめぐって―:福田晃
ベトナム人にとっての「精」―水と火の永遠の闘い―:冨田健次

聖徳太子と人魚―太子伝承から観音正寺縁起へ―:鬼頭尚義
テクストに見る花太夫の活動―北設楽郡東栄町小林地区の神楽屋敷文献を中心に―:松山由布子
石垣島の御嶽と説話―四箇の伝承事例を中心に―:藤井佐美

研究ノート
ロシアの新年の祝い歌コリャダーとヴィノグラーディエについて:山口涼子

☆説話・伝承学 第21号 発行:2013年3月15日 重さ:294g 厚さ:12mm
やんばるの歌と踊り―芸能の分布と伝承―:小林公江

親鸞聖人絵伝の一作例―愛知・願照寺本を中心に―:石田知彦
親鸞の父母伝承と肖像画:小山正文

西行伝承シンポジウム
西行伝承とは何か:花部英雄
西行問答譚の展開:中西満義
民俗社会の中の西行伝承―若狭・越前を中心に―:松本孝三

信玄原の火おんどりの成立について:湯浅大司
火祭りと鎮魂:井本英一

牛と冥界からやってきた使者―『日本霊異記』中巻第二十四縁を中心に―:潘寧
親鸞伝における川越ノ名号伝承の成立と展開―親鸞聖人絵伝・略縁起を中心に―:鈴木堅弘
東アジアから見た日本の「サルの生き肝」と韓国の「兎伝」:邊恩田
韓国の「ドッケビ」の視覚イメージの形成過程―植民地時代を中心に、日本の「オニ」との比較を手がかりとして―:朴美暻
東アジアの民間説話に見える弥勒と釈迦の「花咲かせ競争」:斧原孝守

☆説話・伝承学 第22号 発行:2014年3月31日 重さ:314g 厚さ:12mm
インドネシア、トバ・バタッタ社会におけるヤシ酒利用とその象徴的意味:池上重弘
『宇治拾遺物語』の説話と伝承―文芸比較の方法のために―:廣田収

カセダウリが語る日本の来訪神:永松敦
沖縄の来訪神―折口信夫のマレビト論をめぐって―:狩俣恵一

白山信仰―白山禅定と女人禅定:小林一蓁
六日祭は白山修験の延年か?:由谷裕哉
白山信仰における泰澄伝説―水の神や船乗り守護神・薬湯の神にまつわる伝承を中心にして―:大森恵子

日本における洪水型兄妹始祖神話の伝承:真下厚
説話と絵画に見る屋根・天井・軒における怪異:山本陽子
「おさご」伝承の考察―近世期における「御家」意識と伝承の変容―:南郷晃子
現代に語り継がれる昔話の型―日本とイギリスの子供が語る昔話―:美濃部京子
グリム兄弟の「棘荊姫」(KHM五〇)の版異同―本文改訂と『自注』改訂のねじれた連関―:横道誠
紹興宣巻の調査報告―現代中国における唱導文藝のひとつのありかた―:松家裕子

☆説話・伝承学 第23号 発行:2015年3月31日 重さ:265g 厚さ:10mm
花大夫所蔵文献に見る奥三河の宗教文化―宗教テクストの特徴と普遍性を巡って―:松山由布子
花祭と伝承資料再考:佐々木重洋
もうひとつの「花祭」へ―シンポジウム「アジアの中の「花祭」」に寄せて―:斎藤英喜
花祭の文化基盤―その宗教テクストの伝承と地平―:阿部泰郎

洪水の記憶・伝承・説話:中根千絵
民間説話としての災害伝承―四国山地の事例を中心に―:松本孝三
伝承曼荼羅の災厄の物語―豊饒への祈り―:百田弥栄子

「雲州・金屋子神祭文」の伝承風景―中世の鍛冶神話を歩く―:福田晃

『萩野堂縁起絵巻』と洞門説話―秩父三四観音霊場・曹洞宗・神人化度説話―:鈴木堅弘
聖人伝承に見る信仰の力学―ペルー北部アヤバカに現れた「囚われの主」と「ピラールの聖母」を事例に―:河邉真次
対馬・海神神社縁起説の形成:徳竹由明

☆説話・伝承学 第24号 発行:2016年3月31日 重さ:205g 厚さ:8mm
温泉寺清涼院縁起と西国三十三所巡礼開創縁起:久下正史
巡礼考―映像作品を通したサンティアゴ・デ・コンポステラ巡礼の現在性―:林田雅至
イスラーム巡礼の儀礼と伝承:水谷周

サーサーン朝ペルシアと「東方」のヘルメス伝承―古代オリエント末期とイスラーム期を結ぶヘルメス伝承―:青木健
竈(灶)神をめぐる習俗と信仰:小南一郎

対馬に於ける神功皇后「三韓征伐」伝承の形成―往路の寺社縁起説を中心に―:徳竹由明
ヴィル=エーリッヒ・ポイカートの〈エルベ〉概念:馬場綾香
中央アジアの語り物『アルボミシュ』―新バージョン誕生の可能性―:ハルミルザエヴァ・サイダ

☆説話・伝承学 第25号 発行:2017年3月31日 重さ:220g 厚さ:8mm
光琳の説話人物画の描き方と享受のされ方―なぜ人物が花よりも印象に残らないのか―:山本陽子
イタリアの教会壁画に見る説話と伝承:金原由紀子

イランの怪談:竹原新
寺と幽霊画―死者図像の機能をめぐって―:堤邦彦

口承文芸としての英雄叙事詩:荻原眞子
テュルクの英雄叙事詩―中央アジアの語り手を中心に―:坂井弘紀
壹岐・対馬の「百合若説教」:福田晃

怪談伝承の定着と変奏―尼崎の事例を中心に―:久留島元
対馬に於ける素盞烏渡韓譚の生成と変容:徳竹由明
猿が川を渡る話―愛知県西三河地方の「猿渡川」地名由来―:阿部奈南

☆説話・伝承学 第26号 発行:2018年3月31日 重さ:272g 16mm
シュリーマンとギリシア神話―ホメロスを信じて―:巽善信

説話伝承と古墳、その不可分な関係―両者の関係から考える文化財保護―:角南聡一郎
イングランドの古都ノリッチに見るドラゴンの歴史とその再生:桑原久男
前後に顔のある埴輪:奥西峻介

「さんせう太夫」説話の日韓比較:金賛會
孫悟空の誕生に関する一考察―后羿叙事詩への回帰―:森雅子
子どもの神話における穀物霊と家霊:植朗子
ドイツ語圏におけるツヴェルク伝説の地域分布:馬場綾香
ウィチョールの毛糸絵における太陽神話―国立民族学博物館所蔵の毛糸絵分析―:山森靖人
東と西の「影鰐型」説話:川谷真
行逢裁面の再検討―翻刻鍋島家文庫本『松浦昔鑑』から抜粋―:星野岳義
幽霊からもらった杓子と駒の角―逆立ち幽霊譚の変奏―:日沖敦子

☆説話・伝承学 第27号 発行:2019年3月31日 重さ:198g 8mm
王羲之の蘭亭説話をめぐって―何延之「蘭亭記」をめぐって―:福井佳夫
大神神社の本殿と八咫鏡:藤井稔
昔話はどう書かれたか―岩倉市郎の場合―:真下厚

鉄人英雄の最後―「平将門」の伝承:福田晃
『竹取物語』の文体と構成―冒頭の表現を伝承の視点から読む―:廣田収

略絵図が織りなす信仰と昔話:佐藤優
近世における石上鎮魂祭儀礼次第生成の位相―今出河文斎らの活動を中心に―:向村九音
「御家」の神霊の近代的展開―近代井原における「おさご」伝承を中心に―:南郷晃子